鳥取・島根(山陰)の有名神社まとめ|神話の聖地を巡る厳選10社

鳥取・島根(山陰)の有名神社まとめ|神話の聖地を巡る厳選10社

📋 この記事でわかること

  • 山陰(鳥取・島根)の神社の特徴(出雲神話・縁結び・神在月)
  • 鳥取・島根を代表する有名神社10社のご利益・見どころ
  • 「えびすだいこく両参り」の作法とルート
  • 各神社のアクセス情報とエリア別コース

山陰(鳥取・島根)の神社の特徴

鳥取・島根の両県は「神話の国・出雲」を中心に、日本最古の神話「古事記・日本書紀」の舞台が集中する特別なエリアです。大国主命(大黒様)を祀る出雲大社・えびす様の総本宮・美保神社・縁結びの八重垣神社・素戔嗚尊ゆかりの須佐神社など、日本神話に直接登場する神社が今も現役の信仰の場として息づいています。旧暦10月(神在月)には全国の神々が出雲に集まるという伝説があり、「縁結び」の聖地として全国から参拝者が訪れます。

関連記事:出雲大社参拝ガイド|正しい参拝作法・見どころ・アクセスを解説

【島根県】の有名神社

① 出雲大社(いずもおおやしろ)|島根県出雲市

📌 縁結びの総本宮・旧暦10月は「神在月」・日本最古の神社のひとつ

大国主命(おおくにぬしのみこと)を御祭神として祀る日本最古の神社のひとつで、「縁結びの神様」として全国随一の知名度を誇る神社です。全国の神社の御祭神が旧暦10月(出雲では「神在月」・他の地域では「神無月」)に出雲大社に集まり縁結びの会議を行うという伝説から、縁結び・良縁のご利益が特に強いとされています。本殿(国宝)・拝殿・大鳥居などの見どころが豊富で、参拝作法は「二礼四拍手一礼(しめなわの前では八拍手という説も)」が独自の作法として知られています。

  • 御祭神:大国主命(大己貴命)
  • ご利益:縁結び・夫婦円満・開運招福・農業・医療
  • アクセス:一畑電車「出雲大社前駅」徒歩約5分

② 美保神社(みほじんじゃ)|島根県松江市美保関町

📌 えびす様の総本宮・「えびすだいこく両参り」・漁業・商売繁盛の聖地

美保神社は「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」と「事代主神(ことしろぬしのかみ)」を御祭神とする神社です。事代主神は、海上安全、大漁満足、商売繁盛、学業、歌舞音曲(音楽)の守護神として信仰されていて、商売繁盛の神様「えびす様」の名前でも親しまれています。えびす様を祀る「えびす社」は全国に3300以上ありますが、美保神社は「えびす様の総本宮」とされています。出雲大社の御祭神・大国主神(だいこく様)と、美保神社の御祭神・事代主神(えびす様)が親子神であることから、この2つの神社をあわせてお参りすることで、より良いご縁に恵まれると言われる「えびすだいこく両参り」が有名です。

  • 御祭神:三穂津姫命・事代主神(えびす様)
  • ご利益:商売繁盛・大漁・縁結び・音楽・航海安全
  • アクセス:JR山陰本線「松江駅」よりバス約50分「美保関」下車徒歩約10分

③ 八重垣神社(やえがきじんじゃ)|島根県松江市

📌 縁結びの聖地・「鏡の池」の水占い・素戔嗚尊が詠んだ和歌が社名の由来

素戔嗚尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(くしなだひめのみこと)の縁結びの神話ゆかりの神社で、松江市を代表する縁結り神社です。境内の「鏡の池(かがみのいけ)」では、社務所で授与された用紙を池に浮かべて小銭を乗せ、紙が沈む時間と場所で縁談の早さ・遠近を占う「水占い」が楽しめます。15分以内に紙が沈んだら婚期や出会いが早く、30分以上かかると婚期や出会いが遅くなるとされています。また、近くで沈むと身近な人にご縁があり、遠くで沈むと外国や遠方の人とご縁があるとされています。

  • 御祭神:素戔嗚尊・稲田姫命・大己貴命
  • ご利益:縁結び・夫婦円満・縁切り・安産
  • アクセス:JR山陰本線「松江駅」よりバス約20分「八重垣神社」下車

④ 須佐神社(すさじんじゃ)|島根県出雲市佐田町

📌 素戔嗚尊終焉の地・霊力最強クラスのパワースポット・「大杉さん」

素戔嗚尊が生涯を終えた終焉の地に建てられた神社で、全国の神社の中でも「霊力が特に強い」パワースポットとして知られています。樹齢1,300年以上とされる御神木「大杉」は境内の中心に立ち、強い気を発するスポットとして全国から参拝者が集まります。縁結り・縁切り・厄除け・開運のご利益があり、出雲大社と合わせた「出雲パワースポット巡り」の定番コースです。

  • 御祭神:素戔嗚尊・稲田比売命・足摩槌命・手摩槌命
  • ご利益:縁結び・厄除け・開運・縁切り
  • アクセス:JR出雲市駅よりバス約40分「須佐」下車徒歩約10分

⑤ 日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)|島根県出雲市大社町

📌 「日本の夜を守る神社」・朱塗りの社殿が美しい出雲日沉宮

日本海を見渡す断崖の上に鎮座し、「日本の夜を守る宮(日沉宮)」として伊勢神宮と対をなすと伝わる格式ある神社です。上の宮(神の宮)に素戔嗚尊、下の宮(日沉宮)に天照大御神を祀る独特の構成を持ちます。朱塗りの社殿・荒波が打ち寄せる日本海・日御碕灯台(石造灯台として日本一の高さ)が三位一体となった絶景は出雲随一の参拝スポットです。

  • 御祭神:天照大御神(下の宮)・素戔嗚尊(上の宮)
  • ご利益:縁結び・厄除け・国家鎮護・開運
  • アクセス:出雲大社前よりバス約20分「日御碕」下車徒歩約5分

【鳥取県】の有名神社

⑥ 大神山神社奥宮(おおかみやまじんじゃおくみや)|鳥取県西伯郡大山町

📌 霊峰大山を御神体とする・日本最大級の権現造社殿・石畳の参道が絶景

「伯耆富士」と称される霊峰大山(標高1,729m)を御神体とする神社で、日本最大級の権現造(ごんげんづくり)の社殿を持つ格式ある奥宮です。大山寺参道から続く自然石で敷かれた約700mの石畳の参道は冬は雪化粧し、夏は新緑に覆われる四季折々の絶景が楽しめます。縁結り・農業・開運のご利益があり、大山登山と合わせた参拝が人気です。

  • 御祭神:大己貴命
  • ご利益:縁結び・農業・開運・登山安全
  • アクセス:JR山陰本線「米子駅」よりバス約50分「大山寺」下車徒歩約30分

⑦ 白兎神社(はくとじんじゃ)|鳥取県鳥取市

📌 「因幡の白兎」神話の舞台・縁結り・皮膚の神様として有名

古事記の「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」神話の舞台となった日本海岸に鎮座する神社で、白兎神(はくとしん)を御祭神として祀ります。神話では白兎が大国主命の助けで皮膚の傷を癒したことから、縁結りと皮膚病平癒のご利益で特に知られています。境内の「御身洗池(みたらしいけ)」は白兎が傷を洗った池と伝わる霊泉で、縁結りの白い小石(撫で石)も人気の授与品です。

  • 御祭神:白兎神
  • ご利益:縁結び・皮膚病平癒・商売繁盛
  • アクセス:JR山陰本線「鳥取駅」よりバス約30分「白兎神社前」下車

⑧ 宇倍神社(うべじんじゃ)|鳥取県鳥取市

📌 因幡国一宮・武内宿禰命を祀る・日本で唯一お札に描かれた神社

因幡国一宮として2,000年以上の歴史を誇り、日本一の長寿を誇る武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)を御祭神として祀ります。武内宿禰命はかつて旧五円紙幣(明治・大正期)の図柄に採用された神様で、「日本で唯一、お札に描かれた神様の神社」として知られています。長寿・開運・縁結り・仕事運のご利益があります。

  • 御祭神:武内宿禰命
  • ご利益:長寿・開運・縁結び・仕事運・健康
  • アクセス:JR山陰本線「鳥取駅」よりバス約30分「宇倍神社前」下車

⑨ 倭文神社(しとりじんじゃ)|鳥取県東伯郡湯梨浜町

📌 伯耆国一宮・縁結り・長寿の神様・三徳山三佛寺との参拝コース

伯耆国一宮として古代から崇敬されてきた鳥取県中部の古社で、建葉槌命(たけはづちのみこと)・下照比売命(したてるひめのみこと)を御祭神として祀ります。下照比売命は大国主命の娘で縁結りの神様、建葉槌命は機織り・産業の神様として信仰されてきました。近くの「羽合温泉(はわいおんせん)」との組み合わせが人気の鳥取中部観光コースです。

  • 御祭神:建葉槌命・下照比売命
  • ご利益:縁結び・産業・開運・長寿
  • アクセス:JR山陰本線「倉吉駅」よりバス約20分「倭文神社前」下車

⑩ 三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)近接・三朝神社(みささじんじゃ)|鳥取県東伯郡三朝町

📌 三朝温泉の守護神・温泉守護・縁結りの湯の里の鎮守

日本一のラドン泉として名高い三朝温泉の守護神として、温泉を発見した源義朝の家臣・大久保左馬之祐ゆかりの神社です。縁結りの温泉守護神として参拝者に親しまれており、世界遺産候補にもなっている「三徳山三佛寺投入堂(なげいれどう)」への登山参拝と合わせた三朝エリアの参拝コースに組み込まれています。

  • 御祭神:大己貴命・少彦名命
  • ご利益:縁結び・温泉守護・健康・家内安全
  • アクセス:JR山陰本線「倉吉駅」よりバス約30分「三朝温泉」下車徒歩約5分

エリア別おすすめ参拝コース

出雲エリア(1〜2日コース)

出雲大社→須佐神社→日御碕神社は車で巡れます。出雲大社参拝後に「えびすだいこく両参り」として美保神社(松江市・車で約1時間)まで足を伸ばすのが出雲の定番コースです。

松江エリア(半日コース)

美保神社→八重垣神社は松江市内で合わせて参拝できます。松江城・宍道湖観光と組み合わせた「松江1日コース」が人気です。

鳥取エリア(1日コース)

白兎神社→宇倍神社は鳥取市内・周辺で合わせて参拝できます。鳥取砂丘・砂の美術館観光とセットが定番の鳥取観光コースです。大神山神社奥宮(大山)は米子から約1時間で、大山登山・皆生温泉とのセットが人気です。

関連記事:縁結びにご利益のある神社10選|全国の恋愛成就スポットを厳選紹介

関連記事:神社参拝の正しい作法|鳥居のくぐり方から手水・拝礼まで完全ガイド

まとめ

鳥取・島根の山陰エリアは出雲大社・美保神社・八重垣神社・須佐神社と日本神話の舞台に直結した縁結りの聖地が集中する日本唯一のエリアです。旧暦10月には全国の神々が集まる「神在月」の出雲、「因幡の白兎」神話の鳥取海岸、霊峰大山の奥宮——それぞれが日本神話の世界に直接つながる唯一無二の参拝体験を提供してくれます。ぜひ山陰の旅に神社参拝を加えてみてください。


よくある質問

Q. 出雲大社の参拝作法は通常の神社と違いますか?

出雲大社の正式な参拝作法は「二礼四拍手一礼」で、通常の「二礼二拍手一礼」より拍手の回数が多いのが特徴です。ただし出雲大社の公式サイトでは「二礼四拍手一礼」を正式作法としています。しめなわの前での「八拍手」という情報が流布していますが、これは正式な作法ではないため注意しましょう。

Q. 「えびすだいこく両参り」はどちらから参拝するのがよいですか?

どちらから参拝しても問題ありません。出雲大社(出雲市)と美保神社(松江市東部・美保関)は車で約1時間の距離にあります。一般的には出雲大社→美保神社の順に参拝するルートが定番ですが、米子方面から来る場合は美保神社→出雲大社の順が移動的に便利です。両社を同日に参拝することで「えびすだいこく両参り」が完成します。

Q. 八重垣神社の「鏡の池」水占いはどうやって楽しみますか?

社務所で水占い用の和紙(200円)を購入し、境内奥の「鏡の池」まで歩きます。池にそっと紙を浮かべて10円または100円硬貨を乗せ、紙が沈むまでの時間と沈む場所を観察します。早く沈む(15分以内)と縁が早い、遅く沈む(30分以上)と縁が遅いとされています。混雑するため混み合う時期は順番待ちになることがあります。

Q. 「神在月(かみありづき)」はいつですか?出雲以外では「神無月」になるのですか?

旧暦10月(新暦では11月頃)が神在月で、2026年は11月上旬頃にあたります。全国の神々が出雲大社に集まる期間とされており、出雲では「神在月」、他の地域では「神無月(かんなづき)」と呼ばれます。神在月の期間中、出雲では「神迎祭・神在祭・縁結大祭・神等去出祭(からさでさい)」が順に行われ、特別な参拝体験ができます。

Q. 大神山神社奥宮への参拝は体力的にきついですか?

大山寺バス停から奥宮まで約700mの石畳の参道を徒歩約30分です。石畳は自然石のため滑りやすく、特に雨天・積雪時は注意が必要です。平坦な道ではなくやや登り坂が続くため、歩きやすい靴が必須です。体力に不安がある方でも、ゆっくり歩けば多くの方が参拝できる難易度です。冬季(11〜3月頃)は積雪のため参拝が困難な場合があります。

類似投稿