絵馬の正しい書き方・奉納の仕方|願い事の例文・表裏・マナーを解説
絵馬は参拝後に授与所でいただき、絵柄のある表面に「奉納」と書き、裏面に願い事・住所(都道府県まで)・名前・日付を油性ペンで記入します。願い事は「〇〇しますように」より「〇〇します」と言い切る形が神様に伝わりやすいとされています。記入後は絵馬掛け所に願い事が見える向きでかけて奉納します。
合格祈願・縁結び・家内安全——神社で絵馬に願い事を書いて奉納するのは日本の古くからの習慣です。「どっちが表?」「何を書けばいい?」と迷った経験はありませんか。今回は絵馬の由来から正しい書き方・奉納の作法まで、初めての方でも迷わないよう丁寧に解説します。
絵馬とはどんなもの?意味と由来
絵馬(えま)とは、神様への願い事や感謝を伝えるために神社・お寺に奉納する木の板です。五角形(家の形)が最も一般的ですが、神社によってさまざまな形・デザインのものがあります。
「絵馬」という名前の由来は、古来より神様は馬に乗ってやってくると考えられており、神様への奉納として「神馬(しんめ)」と呼ばれる本物の馬を捧げる風習があったことにさかのぼります。やがて本物の馬の代わりに馬の絵を描いた板(絵馬)を奉納するようになり、奈良時代頃から現在の形に近い絵馬が用いられるようになりました。
大型の絵馬(額馬・がくま)は神社が奉納する大きな絵馬で、神社の拝殿などに飾られています。参拝者が書く小型の絵馬(祈願絵馬)とは区別されます。受験シーズンに神社の壁を埋め尽くす小さな絵馬が、一般的に「絵馬」と呼ばれるものです。
絵馬の表と裏はどっち?構造を理解しよう
絵馬の正しい書き方|4つのステップ
・願い事:叶えたい願いを具体的に
・住所:都道府県・市区町村まで(番地は不要)
・名前:フルネームまたはイニシャル
・日付:参拝した日付
願い事の書き方のコツ|例文付き
願い事の書き方に厳密なルールはありませんが、より神様に伝わりやすいとされる書き方があります。
「〇〇しますように」より「〇〇します」の言い切り形が効果的
「合格しますように」という祈願形より、「〇〇大学に合格します」と言い切る形の方が、願いへの本気度が伝わりやすいとされています。また、具体的な内容を書くことで神様に自分の願いがより明確に届くと考えられています。
願い事はなるべく1つに絞るのがよいとされています。複数書くと気持ちが分散してしまうためです。どうしても複数書きたい場合は、絵馬を2枚いただいて1枚に1つずつ書く方法が丁寧です。
奉納後の絵馬はどうなるの?
絵馬掛けに奉納された絵馬は、神社の神職の方が定期的にお焚き上げをしてくださいます。お守りと同様に祈願の効果は約1年とされており、通常は年に一度、または定期的にお焚き上げが行われます。
願いが叶った後はお礼参りに訪れ、感謝の気持ちを神様に伝えるのが誠実な参拝のかたちです。叶った後の絵馬はすでに奉納済みのため、特別な返納手続きは必要ありません。
- 参拝を済ませる前に絵馬をいただく・書く
- 他人の絵馬を読んだり、触ったりする
- 他人への悪意や不快な内容を書く
- 絵馬掛け所以外(木の枝・柵など)に結びつける
- 奉納した絵馬を持ち帰る
- 水性ペンで書く(雨でにじむため)
個人情報が心配な場合は?
絵馬は屋外に飾られるため、住所・名前を他の参拝者に見られることを心配する方もいます。その場合は以下の方法で対応できます。
住所:都道府県・市区町村までで十分。番地は不要
名前:フルネームが難しければイニシャルでもOK
願い事:「心願成就」「縁結び」など短い言葉でも神様には伝わります
目隠し:最近は個人情報保護シールを用意している神社もあります
まとめ
・表面(絵柄のある面)に「奉納」、裏面に願い事・住所・名前・日付を油性ペンで記入
・願い事は「〇〇しますように」より「〇〇します」の言い切り形が神様に伝わりやすい
・願い事は1つに絞るのが基本。複数書きたい場合は絵馬を複数枚用意する
・奉納は絵馬掛け所に、願い事の面(裏)が見える向きでかける
・他人の絵馬を読む・触る・木の枝に結ぶのはNG
・願いが叶ったらお礼参りで感謝を伝えることを忘れずに
絵馬は神様への大切なメッセージです。形式より大切なのは、心を込めて丁寧に書くことです。次回の参拝では、ぜひ絵馬に願いを込めて奉納してみてください。
